普段、長さを表す時はどんな単位を使用されていますか?
今回は、よく使用されている距離の単位「メートル」の話です。
1m = 100cm = 1/1000km = 39.37008インチ = 3.28084フィート = 1.09361ヤード
と言った長さの「1m」ですが、
そもそも何が基準となっているかご存知でしょうか?
今現在、1mの長さに定義されているのが
「光が真空中を1/299,792,458秒間に進む距離」
となっています。
この定義は今から約30年前の1983年に決められた定義なのですが、
それ以前の定義に無理矢理合わせる形となった為、こんな中途半端な数字となっています。
1983年以前に使用されていた元々の定義は
「地球の子午線全周長を4千万分の1にした長さ」になります。
実際の測量方法は、パリを起点としてフランス最北端・ダンケルクからスペイン・バルセロナ間の距離を計り、その結果をもとに北極から赤道までの距離を計算。
そしてその北極〜赤道間の距離を1千万で割った長さが1mとして定義されました。
こちらが定義されたのが1799年になります。
1799年に人の足で測った距離を基準に、1983年に光速を使う事でより正確な長さに定義された事になりますね。
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